【高校】ウインターカップ
お知らせ
男子・北中城高校、女子・西原高校、共にお疲れ様でした。
男女とも、前評判の高いチームと戦い、善戦しましたが、あと一歩及ばずといったところでしょうか。
北中城攻守に圧倒 全国高校選抜バスケ
バスケットボールの第37回全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)第2日は25日、東京体育館で行われ、男子・北中城が1回戦で倉敷青陵(岡山)と対戦し、76―56と快勝し、26日の2回戦に駒を進めた。女子・西原は2回戦で全国高校総体4強の東京成徳大(東京)と対戦し、74―61で敗れた。
北中城は第1クオーターで22―7と大量リードを奪うと、その貯金を最後まで守り抜いた。西原は第1クオーターで17―9とリードしたが、第2クオーターで27失点して逆転され、その後も追いつくことができなかった。北中城は26日の2回戦で八王子(東京)と顔を合わせる。
女子は第1シードで高校総体を制した桜花学園(愛知)が112―53で一関学院(岩手)に快勝し、2連覇を目指す第2シードの中村学園女(福岡)も津商(三重)に88―59で勝ち、それぞれ好スタートを切った。男子は初出場の海部(徳島)や青森山田(青森)が初戦を飾った。(琉球新報12/26 9:59)
北中城本領 初戦突破/全国高校バスケ
【東京】バスケットボールの第37回高校選抜優勝大会は25日、渋谷区の東京体育館で女子の2回戦と男子1回戦の計28試合が行われた。県代表男子の北中城は、倉敷青陵(岡山)を76―56で下し、2回戦に駒を進めた。26日午後、V候補の一角にも挙げられている八王子(東京)とベスト16を争う。女子の西原は2回戦で強豪・東京成徳大学高相手に善戦したが、一歩及ばず敗退した。
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[ハイライト]
堅守から速攻展開北中城が得意とする攻守の早い切り替えで、初戦を勝利で飾った。3年計画で同チームを指導してきた崎間格監督は「やるべき選手がしっかりプレーし、落ち着いてゲームが見られた」と、納得の表情を浮かべた。
チームの核になる主将の下地、司令塔の池原がゲームをコントロールした。中盤は来季以降の新チーム編成も考え、下級生を積極的にコートに投入。主導権が相手に移りかけてもコート内の選手たちが冷静な判断で自分を見失わなかった。
チーム最高得点の25点を挙げた下地は「全国大会の雰囲気に最初は緊張もあったが、守りをしっかりできたことが良かった」と振り返る。
大会の目標はベスト4入り。2回戦の八王子(東京)はセネガルからの留学生センター(207センチ)を擁し、前評判が高い。崎間監督は「向こうのセンターには40点ぐらいは覚悟しなければならない。課題は彼以外をどう抑えるか。平面バスケット、速い展開、シュートの確実性を高めれば勝機はある」と闘志を燃やす。
下地も「センター以外を抑えれば何とかなる。うちのプレーができれば勝てます」と、視界を先に見据えている。
(沖縄タイムス2006年12月26日(火) 朝刊 13面)
北中城、八王子に敗退 全国高校選抜バスケ
バスケットボールの第37回全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)第3日は26日、東京体育館で行われ、県代表の男子・北中城は2回戦で八王子(東京)と対戦し、55―62で敗れた。北中城は序盤、ミドルシュートが思うように入らず、第1クオーター11点、第2、3クオーターが各14点と得点が伸び悩んだ。長身選手を擁する八王子に対して、ゾーンディフェンスで失点を抑え、第4クオーターは16―9と猛追したが、あと一歩及ばなかった。
(琉球新報12/27 10:07)
北中惜敗16強逃す/全国高校バスケ
【東京】バスケットボールの第37回全国高校選抜優勝大会第3日は26日、渋谷区の東京体育館で男子2回戦と女子3回戦の計24試合が行われた。県代表男子の北中城は2回戦で八王子(東京)と対戦。終盤一時は1点差まで詰め寄ったが、55―62で敗れ、16強入りはならなかった。[ハイライト]
207センチの壁 終始重圧に/精度欠き詰め寄れず「大事なところで体が動かなかった」。
善戦及ばず敗退した北中城の司令塔・池原慶紀(3年)の言葉がゲームのすべてを表現した。207センチの八王子センターの壁が重圧となり、シュートの精度を欠いたことが勝敗を分けた。
「強気」を合言葉に臨んだゲーム。守りでは相手センターに執拗にプレスをかけることに成功するも、攻撃の場面でリバウンドをことごとく拾われた。それが重圧となり、ノーマークでもミドルや3Pシュートを落とした。初戦で5割を超えた2Pシュートの成功率は33%にとどまった。「それが最後まで尾を引いた」と崎間格監督は悔やむ。
ゲーム前、相手得点を70点以内に抑えれば十分に勝機があると読んでいた。沖縄のチームらしく、多彩なパス回しやスチールを狙う積極的な守りを随所に見せ、会場をわかせた。
だが、踏ん張りどころの終盤、「勝ちが見えて逆に『欲』が出てしまった」(下地恵輔主将)と、ミスが重なった。
崎間監督は「悔しさの残るゲームだが、今のうちには、こういう戦い方しかできなかったということ。下級生がこの経験を生かして来年はもっと上を目指したい」と、巻き返しを誓った。
共に大学進学が決まっている下地と池原も「みんなと楽しいプレーができた。後輩たちには『沖縄のバスケット』をもっと本土の人たちにアピールするプレーをしてほしい」と笑顔を浮かべた。
(沖縄タイムス2006年12月27日(水) 朝刊 19面)
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